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まるっとERPと比べる

楽楽販売とまるっとERP、どちらにする?
——料金・稼働までの期間・勤怠や給与まで比べた結果

公開 2026年11月4日株式会社Emposy 木谷 真也読了 約7分
販売管理の画面と離れた勤怠・給与の箱、1本の線でつながる業務を見比べる経営者

この記事でわかること

  • 8項目を○△×の早見表で比較
  • 最低構成の3年総額と、月額が上がる条件
  • 稼働までの期間と、設定をだれがやるか

見積・受注・請求をExcelで回していて、そろそろ販売管理のシステムを入れたい。候補を探すと、まず楽楽販売が出てきます。ただ、勤怠や給与、経費は別のソフトのまま。結局いくつもの画面を行き来することにならないか、気になっている方に向けた記事です。

決め手は、販売管理だけを固めたいのか、勤怠・給与・経営の数字まで1つにしたいのかです。

この記事では、ラクスの公式の料金ページとよくある質問、利用者のレビュー、まるっとERPの料金表、そしてまるっとERPで会社全体を回しているEmposy自身の運用データをもとに、2つを比べました。

読み終えるころには、3年でいくら違うのか、使い始めるまで何か月かかるのか、設定を誰がやるのかまで、自社に当てはめて判断できるようになります。

楽楽販売とまるっとERPを8項目で比べた早見表

楽楽販売 2勝・まるっとERP 4勝・引き分け2。差がつくのは期間と範囲

項目まるっとERP楽楽販売有利
導入数△Emposy(2019年創業)が1社ずつ作る○6,000社(2025年12月)楽楽販売
初期費用57.5万円〜見積〜請求+日報の例20万円3か月の伴走支援つき楽楽販売
月額5万円〜人数で変わらない7万円〜人数とデータベース数で上がるまるっと
3年総額(最低構成)237.5万円272万円まるっと
使い始めるまで○最短1か月△2〜5か月まるっと
設定する人Emposy2週間ごとに画面を見て直す自社が中心伴走支援あり。設定代行は有料―
勤怠・給与・経営の数字○同じ画面に入れられる△勤怠は別サービス「楽楽勤怠」まるっと
会計ソフトとのつなぎ○freeeへ自動で渡す○CSVやAPIで連携―

※ 金額は税抜。まるっとERPは「見積〜請求+日報」の構成例(初期57.5万円+月5万円)、楽楽販売は公式の最低額(初期20万円+月7万円)で計算しています。

表だけでは伝わらないのが、楽楽販売が6,000社に選ばれている理由、月額がどこまで上がるか、そして稼働までの期間と設定の分担です。販売管理の外側(勤怠・給与・経営)をどう扱うかも、表の○△だけでは判断できません。順に見ていきましょう。

6,000社の実績で選ぶなら、楽楽販売に分がある

販売管理に特化して20年以上。導入数ではかなわない

まるっとERP

1社ずつ作る

株式会社Emposy(2019年創業)

VS

楽楽販売は、見積・受注・発注・請求といった販売管理の業務を、自社の形に合わせて設定できるクラウドサービスです。作っているのは、経費精算の「楽楽精算」でも知られるラクスで、6,000社に導入されています。

同じ業種の会社がすでに使っている安心感や、困ったときに調べれば情報が見つかる点は、実績の多い製品ならではの強みと言えます。

3年総額は、最低構成でもまるっとERPが34.5万円安い

初期費用は楽楽販売が安い。月額の差で、3年後には逆になる

WIN

まるっとERP

3年 237.5万円

初期57.5万円+月5万円

VS
まるっとERP楽楽販売
初期費用57.5万円(見積〜請求+日報の例)20万円(3か月の伴走支援つき)
月額5万円(人数で変わらない)7万円〜(人数とデータベース数で上がる)
1年目の合計117.5万円104万円〜
3年の合計237.5万円272万円〜

1年目だけなら、初期費用の安い楽楽販売の方が13.5万円安く済みます。ただ月額に2万円の差があるため、18か月目あたりで並び、3年では34.5万円の差がつきます。

3年総額(初期費用+月額×36か月・税抜)

まるっとERP楽楽販売(最低額)
010020030040010人20人30人40人50人60人70人80人万円楽楽販売(最低額)まるっとERP
図1 人数ごとの3年総額。楽楽販売は公式の最低額で、人数とデータベース数が増えると線は上に動きます

楽楽販売の月額7万円は、最も小さい構成の額です。公式の料金ページによると、使う人の数と、作るデータベース(案件・請求など台帳1つ分)の数に応じて月額が上がります。

販売管理のほかに発注や在庫も管理したい、部署ごとに台帳を分けたい、といった場合は、最低額では収まらないことを前提に見積もりを取ってください。

まるっとERPは、分野を足すと初期費用が増える

まるっとERPの57.5万円は、見積〜請求と日報を入れた場合の例です。勤怠や給与などの分野を足せば、そのぶん初期費用が増えます。月額は人数では変わらないので、社員が増えても毎月の支払いは同じまま。分野ごとの額は料金表で確かめられます。

2〜5か月待たずに、最短1か月で使い始められる

楽楽販売は自社で設定するのが基本。まるっとERPは作る会社が組む

WIN

まるっとERP

最短1か月

Emposyが聞き取って組む

VS

楽楽販売は、画面や項目を自社に合わせて細かく設定できるのが売りです。そのぶん、設定は利用する会社が進めるのが基本で、公式のよくある質問にも「多くの契約者が自社で設定」とあります。

最初の3か月は、ラクスの担当者による伴走支援つきです。それでも手が回らない場合の設定代行は有料で、販売店の案内では数万円から数百万円と幅があります。

設定の手引きを前に悩む社員と、横で説明するサポート担当
図2 設定は自社で進める

利用者の評価も見ておきましょう。ITreviewの評価は3.8(79件)、ITトレンドは3.9(31件)と高めです。ただし項目別では価格の満足度が3.3で、いちばん低い評価でした。

まるっとERPは、聞き取りから組み立てまでEmposyが進める

まるっとERPは、最初の約2週間で業務の流れを聞き取り、Emposyが画面を組みます。最短1か月で使い始め、その後も2週間ごとに実際の画面を一緒に見て直していきます。社内で設定を覚える人を立てる必要はありません。

勤怠・給与・経営の数字まで、1つの画面にまとめられる

楽楽販売は販売管理の専門。勤怠や給与は別のサービスになる

WIN

まるっとERP

販売から給与まで1つ

日報・勤怠・給与・経営の数字も同じ画面

VS

楽楽販売は、名前のとおり販売管理のためのサービスです。ラクスは勤怠管理の楽楽勤怠も出していますが、契約も画面も別。給与計算は、さらに別のソフトで行うことになります。

まるっとERPは、販売管理と同じ画面に、日報・勤怠・給与・経費・経営の数字を入れられます。たとえば月末の締めでは、勤怠を締めて給与を計算し、振込データを作るまでが1つの流れで進みます。

まるっとERPの締めと給与の画面。勤怠の締めから給与計算、振込までの4つの手順が並んでいる
図3 まるっとERPの締め・給与の画面

販売の数字と人件費が同じ場所にあるので、案件ごとの利益や今月の着地も、別々の表を突き合わせずに見られます。

まるっとERPの経営ダッシュボード。売上・利益・案件の数字が1画面に並んでいる
図4 まるっとERPの経営の画面

会計ソフトへは、どちらもつなげる

会計については、両者に大きな差はありません。楽楽販売はCSVやAPI(ほかのシステムとデータをやりとりする窓口)で会計ソフトに渡せます。まるっとERPは、入金を確かめた請求をfreeeへ自動で渡す作りです。

Emposy自身も、営業・経理・日報・給与・AI相談をまるっとERPで回しています。2025年5月からの記録は、日報2,624件・案件241件・請求書52件・経費188件です。

参考(2026年11月4日確認):楽楽販売 料金(ラクス)/楽楽販売(ラクス)/楽楽販売 よくある質問(ラクス)/楽楽勤怠(ラクス)/楽楽販売の料金と設定代行(ソムリクス)/楽楽販売のレビュー(ITreview)/楽楽販売の口コミ(ITトレンド)/まるっとERP 料金表

この記事を書いた会社の仕事

楽楽販売で足りるか、勤怠・給与までまとめるか。60分の無料相談でお伝えします

いまの販売管理のやり方(Excel・既存ソフト)と、勤怠・給与・会計をどう回しているかを教えてください。楽楽販売で足りる所と、まるっとERPで1つにした方が早い所を、費用の目安つきで分けます。しつこい営業はしません。

この記事を
書いた人

木谷 真也(株式会社Emposy 代表取締役)

まるっとERPを作っている株式会社Emposyの代表。自社の営業・経理・日報・給与・AI相談も、まるっとERP 1つで回している。料金や数字は、各社の公式ページと自社の運用データで確かめたものだけを載せている。運営会社

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