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費用

会計ソフトのオンプレ型とクラウド型SaaS 徹底比較
【2026年10月最新版】

公開 2026年10月27日株式会社Emposy 編集部読了 約11分
費用 会計ソフトの オンプレ型と クラウド型SaaS 徹底比較 2026年10月最新版 オールインワンERP開発通信 by 株式会社Emposy 5年総額(弥生会計) オンプレ 2台 49万円 オンプレ 1台 23.6万円 クラウド 3人 17.4万円 弥生会計の公開価格・税抜で計算 2台ならオンプレは約2.8倍

この記事でわかること

  • クラウドを使う会社の最新の割合と市場規模
  • オンプレ型とクラウド型を8項目で比較
  • 同じ会社の製品で計算した5年総額
  • 8項目を1枚にまとめた比較表

会計ソフトには、自社のパソコンやサーバーに入れて使うオンプレ型と、ネット経由で使うクラウド型(SaaS)があります。

料金だけを見ればクラウドが安い、というのはよく知られています。ただ、選ぶ決め手は料金だけではありません。

この記事では8項目で、オンプレ型とクラウド型を1つずつ比べます。前半は料金・運用の手間・法改正への対応・使える場所の、お金と手間の話です。後半はデータの置き場所・セキュリティ対策・狙われ方・値上げとサービス終了の、守りとデータを誰が握るかの話です。

最近のトレンド:10年でクラウドは46.9%→83.5%、オンプレだけの会社は43.8%→12.4%

クラウドを使う会社は10年で46.9%→83.5%。オンプレだけの会社は43.8%→12.4%と、3分の1以下に。会計・給与にクラウドを使う会社は2倍以上に

総務省の調査(従業員100人以上の企業)では、クラウドを一部でも使う企業は2016年の46.9%から2025年は83.5%に増えました。会社全体で使う企業も24.4%から60.0%になり、10年で2.5倍です。

反対に、クラウドを使っていない=オンプレだけの企業は、2016年の43.8%から2025年は12.4%に減りました。このうち「今後もクラウドを使う予定はない」と答えた企業は29.3%から6.8%です。100人以上の企業で、オンプレだけで続けるのは今や8社に1社です。

クラウドを使う企業と、オンプレだけの企業の割合 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2016年 クラウドを一部でも使う:46.9% 2017年 クラウドを一部でも使う:56.9% 2018年 クラウドを一部でも使う:58.7% 2019年 クラウドを一部でも使う:64.7% 2020年 クラウドを一部でも使う:68.7% 2021年 クラウドを一部でも使う:70.4% 2022年 クラウドを一部でも使う:72.2% 2023年 クラウドを一部でも使う:77.7% 2024年 クラウドを一部でも使う:80.6% 2025年 クラウドを一部でも使う:83.5% 2016年 クラウドを会社全体で使う:24.4% 2017年 クラウドを会社全体で使う:29.4% 2018年 クラウドを会社全体で使う:33.1% 2019年 クラウドを会社全体で使う:36.1% 2020年 クラウドを会社全体で使う:39.4% 2021年 クラウドを会社全体で使う:42.7% 2022年 クラウドを会社全体で使う:44.9% 2023年 クラウドを会社全体で使う:50.6% 2024年 クラウドを会社全体で使う:53.1% 2025年 クラウドを会社全体で使う:60.0% 2016年 オンプレだけ:43.8% 2017年 オンプレだけ:35.5% 2018年 オンプレだけ:35.6% 2019年 オンプレだけ:28.3% 2020年 オンプレだけ:26.1% 2021年 オンプレだけ:25.0% 2022年 オンプレだけ:22.2% 2023年 オンプレだけ:18.3% 2024年 オンプレだけ:15.0% 2025年 オンプレだけ:12.4% 46.9 24.4 43.8 83.5% 60.0% 12.4% クラウドを一部でも使う クラウドを会社全体で使う オンプレだけ(クラウドを使っていない)
図1 10年でクラウドは46.9%→83.5%、オンプレだけは43.8%→12.4%(総務省)

何に使っているかを見ると、「給与、財務会計、人事」は2016年の26.4%から2025年は56.3%と、10年で2.1倍(+29.9ポイント)になりました。ファイル保管・データ共有(+22.6ポイント)や電子メール(+5.7ポイント)を上回り、2016年から続けて調べている用途の中でいちばん伸びています。会計ソフトをクラウドに移す会社が、この10年で一気に増えたということです。

クラウドで使っている業務(クラウドを使う企業のうち) 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2016年 ファイル保管・データ共有:50.7% 2017年 ファイル保管・データ共有:51.2% 2018年 ファイル保管・データ共有:53.1% 2019年 ファイル保管・データ共有:56.0% 2020年 ファイル保管・データ共有:59.4% 2021年 ファイル保管・データ共有:61.0% 2022年 ファイル保管・データ共有:64.1% 2023年 ファイル保管・データ共有:68.8% 2024年 ファイル保管・データ共有:71.0% 2025年 ファイル保管・データ共有:73.3% 73.3% ファイル保管・データ共有 2016年 電子メール:51.7% 2017年 電子メール:46.3% 2018年 電子メール:52.2% 2019年 電子メール:48.0% 2020年 電子メール:50.3% 2021年 電子メール:52.6% 2022年 電子メール:52.5% 2023年 電子メール:55.1% 2024年 電子メール:56.8% 2025年 電子メール:57.4% 57.4% 電子メール 2016年 給与、財務会計、人事:26.4% 2017年 給与、財務会計、人事:27.1% 2018年 給与、財務会計、人事:31.9% 2019年 給与、財務会計、人事:35.7% 2020年 給与、財務会計、人事:37.8% 2021年 給与、財務会計、人事:41.3% 2022年 給与、財務会計、人事:46.6% 2023年 給与、財務会計、人事:48.4% 2024年 給与、財務会計、人事:52.1% 2025年 給与、財務会計、人事:56.3% 26.4 56.3% 給与、財務会計、人事 給与、財務会計、人事 そのほかの主な業務
図2 会計・給与で使う企業は、10年で2.1倍に(総務省)

各年8月末時点。図1の「オンプレだけ」は「利用していないが、今後利用する予定がある」と「利用していないし、今後も利用する予定もない」の合計(「よく分からない」は含めない)。図2はクラウドを使う企業のうちの割合(複数回答)。2017年から情報通信業の集計方法が変わったため、2016年との比較は目安です。出典:総務省「令和7年通信利用動向調査」(2026年5月29日公表)と、平成28年〜令和6年の同調査。

市場も伸びていて、IDC Japanによると国内のパブリッククラウド市場は2025年に4兆4,930億円(前年比20.3%増)、2030年には10兆962億円と約2.2倍になる見込みです。

それでも、会計・給与にクラウドを使う企業は、クラウドを使う企業の6割弱です。会計ソフトをクラウドにするか社内に残すかは、次の8項目の違いで決まります。

料金で比較:弥生会計の5年総額

2台で5年使うと、オンプレ49万円・クラウド17.4万円

オンプレ型

5年 49万円

弥生会計 プロフェッショナル 2ユーザー

VS
オンプレ型クラウド型
最初ソフトの購入費初期費用0円〜数万円
毎年保守料利用料
人が増えたらライセンスを買い足す月額に上乗せ(弥生は4人目から1人月300円)
5年総額(弥生)1台 23.6万円/2台 49万円3人まで 17.4万円

税抜。オンプレは初年度の優待価格(保守1年込み)+2年目からの保守料(セルフプラン)で計算。出典:弥生会計・弥生会計 Nextの料金ページ。

台数が増えるほど、オンプレが高くなる

5年間に払う合計(税抜・累計) 0万 10万 20万 30万 40万 50万 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 49万円 23.6万円 17.4万円 弥生会計 プロフェッショナル 2ユーザー(オンプレ):2台で使う 弥生会計 スタンダード(オンプレ):1台で使う 弥生会計 Next エントリー(クラウド):3人まで
図3 5年間に払う合計の推移

オンプレは使うパソコンの台数で値段が決まるため、1台ならほぼ同じでも、2台で31万円の差になります。

勘定奉行は、最初に払う額で差が開く

勘定奉行i11(オンプレ)はスタンドアロンで25万円〜、3人で使うNETWORK版は112万円〜で、保守は別料金です。勘定奉行クラウドはEシステムなら初期0円・年9.3万円〜です。

運用の手間で比較:サーバーの面倒を誰が見るか

クラウドはサーバーもバックアップも運営会社が受け持つ

オンプレ型

自社で管理

サーバー・OS・バックアップ

VS
オンプレ型クラウド型
サーバー複数人で使うなら社内に要る要らない
OS・ウイルス対策自社運営会社
バックアップ自社運営会社
機器の入れ替え数年ごとなし

オンプレの手間は、料金表に出てこない

見える:ソフト代・保守料 見えないリスク サーバー機器・置き場所 OS・ウイルス対策 バックアップ 数年ごとの入れ替え作業 担当者の時間 料金表
図4 オンプレの費用は水面下が大きい

機器やOSには寿命があり、入れ替えのたびに費用と手間がかかります。故障や停電への対応も自社の仕事です。クラウドはこれを運営会社が引き受けます(奉行クラウドは「サーバー不要で、運用管理いらず」)。

法改正への対応で比較:自動で届くか、自社で入れ替えるか

クラウドは更新が自動で、追加の費用もかからない

オンプレ型

自社で入れ替え

保守に入って新しい版を入れる

VS
オンプレ型クラウド型
法改正への対応保守に入っていれば新しい版が届く自動で反映
入れ替えの作業自社要らない
費用保守料に含む利用料に含む

オンプレのソフトは保守に入らなくても動きますが、新しい版や法改正への対応は保守に入っていることが前提です。インボイス制度のような改正があるたびに、新しい版を入れる作業が社内に発生します。

使える場所で比較:社内のパソコンか、どこからでもか

クラウドは在宅や別の拠点からも、ネットがあれば使える

オンプレ型

社内のパソコン

社外からはリモート接続を用意

VS
オンプレ型クラウド型
在宅・外出先リモート接続の仕組みを別に用意ネットがあれば使える
別の拠点拠点間をつなぐ設定が要る同じ画面をそのまま使える
税理士との共有データを書き出して渡す同じデータを見てもらえる(奉行クラウドは専門家1名分込み)

データの置き場所で比較:社内か、運営会社のサーバーか

オンプレは、社外に出せないデータもそのまま扱える

オンプレ型

社内に置く

自社のサーバー・パソコン

オンプレ型クラウド型
置き場所社内運営会社のサーバー
社外に置けないデータ扱える扱えない
データの量自社の機器しだい製品ごとに上限(奉行クラウドEシステムは仕訳3万件)

取引先との契約や業界の規定で、データを社外のサーバーに置けない会社があります。この場合、クラウドはそもそも選べません。

セキュリティ対策で比較:自社で決めるか、運営会社に任せるか

オンプレは守り方を自社で決める。クラウドは運営会社の対策に任せる

オンプレ型

自社で決める

閉じた環境・修正の時期・記録

オンプレ型クラウド型
対策を決めるのは自社運営会社
社外のネットから切り離すできるできない
修正を当てる時期自社で決める運営会社が決める
アクセスの記録すべて自社で持てる運営会社が出す範囲

守り方を、自社や取引先のルールに合わせられる

オンプレなら、社外のネットにつながない環境で使う、修正を当てる時期を決める、アクセスの記録をすべて自社で持つ、といった手を自社の判断で打てます。クラウドでは、運営会社がどんな対策をしているかを確かめることはできても、変えることはできません。

狙われ方で比較:自社1社分か、利用企業まとめてか

クラウドは運営会社が破られると、使っている会社すべてに被害が届く

オンプレ型

自社1社分

ほかの会社の巻き添えにならない

オンプレ型クラウド型
狙われる単位自社だけ利用企業すべて
運営会社が破られたら影響しない全利用企業に同時に被害
自社に落ち度がなくても―自社の名前でお知らせを出す

Web制作の「Studio」とコミュニティの「Commune」への不正アクセスが公表されました。Studioでホームページの一部を運営していたデジタル庁は、問い合わせフォームの入力が最大13,323件漏えいした可能性があると発表しています(デジタル庁)。

IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」(組織編)でも、「サプライチェーンや委託先を狙った攻撃」が2位に入っています。

値上げ・サービス終了で比較:決めるのは誰か

オンプレは、買ったソフトが手元で動き続ける

WIN

オンプレ型

手元で動き続ける

メーカーの保守期限は別

VS
オンプレ型クラウド型
値上げ買ったソフト代は後から上がらない運営会社が決める
機能の廃止買った版の機能はそのまま運営会社が決める
サービス終了ソフトは動き続ける(保守が終わると更新は止まる)使えなくなる。データの書き出しが要る

クラウドを選ぶときは、契約の前に利用規約で、値上げ・サービス終了・解約後のデータの扱いを確かめておきます。

8項目の比較表

費用と手間はクラウドが有利。データ・守り・狙われ方は優劣ではなく、どちらを取るかの違い

項目オンプレ型クラウド型有利
料金
弥生会計・5年・税抜
1台 23.6万円/2台 49万円3人まで 17.4万円クラウド
運用の手間サーバーもバックアップも自社運営会社が受け持つクラウド
法改正への対応保守に入って新しい版を入れる自動で更新クラウド
使える場所社内のパソコンネットがあればどこでもクラウド
データの置き場所社内運営会社のサーバー―
セキュリティ対策自社で決める運営会社に任せる―
狙われ方自社1社分利用企業まとめて―
値上げ・サービス終了買ったソフトは動き続ける運営会社が決めるオンプレ

60分の無料相談から始められます

統合したい業務と、いちばん手間のかかっている作業を教えてください。ERP化すべきか、SaaSで足りるかもこの場でお伝えします。しつこい営業はしません。

参考(2026年10月28日確認):令和7年通信利用動向調査(総務省)/国内パブリッククラウドサービス市場予測(IDC Japan)/弥生会計 価格(弥生)/弥生会計 Next 料金プラン(弥生)/勘定奉行11 価格(OBC)/勘定奉行クラウド 価格(OBC)/OMSS(OBC)/Studio株式会社における不正アクセスによる個人情報の漏えいの可能性について(デジタル庁)/Studioにおける不正アクセスに関するご案内(Studio)/「Commune」に不正アクセス(INTERNET Watch)/情報セキュリティ10大脅威 2026(IPA)

この記事を
書いた会社

株式会社Emposy 編集部

自社専用ERPの開発と、AIによる業務自動化を手掛ける開発会社。営業・経理・案件管理・日報・AI相談までを自社開発の基幹システム1つに集約して運営している。東京・大阪。サービスについて

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